from:おかもと 【起業家.Lab】

昨日、友人と求人広告の話を少ししていたので、

求人広告の話をします。

 

そもそも、求人広告って、従業員を雇うための広告であるのですが、

そこをゴールに設定してしまっている求人広告が多い。

 

どういうことかというと、カンタンに言えば、

書く人が、「求人をする目的」を忘れてしまっているってこと。

 

求人する本来の目的=会社の利益を上げるため

です。

では会社の利益とはなにか?

 

もちろん、まずは「売り上げ利益」

新入社員が入ってきて、お金としての利益をその人が上げることによって、

会社全体の利益が上がり、従業員の給与が上がったり、

福利厚生が整ったりしていく。

 

そしてもう一つが、

「社員の余暇時間」

新しい社員が入ることにより、その人が会社全体の業務の数%を負担することで、

他の社員の業務時間が減る。

 

この2つが求人をかける上で、最も大きい目的です。

 

しかし、そうは言っても、入社してすぐにやめてしまったり、

伝えたことが伝わっていなくて、自分の仕事がもっと増えてしまったり、

そういったことが頻繁に起こっているのが現状の社会です。

 

あなたの会社でもそんなことが頻繁に起こっているのではないでしょうか?

では、その事態が引き起こされる根本的な原因はなんでしょうか?

 

根本原因

それは、やはり先に述べた通り、

「求人広告の目的」を忘れた求人広告にあるのです。

 

例えば、求人広告でありがちなのが、

1.抽象的な業務内容(営業、接客、調理・・etc)

2.給与

3.勤務地

4.勤務日数

5.条件、資格

6.「ご希望の勤務時間に合わせます」

 

といった具合の求人広告が多いですよね。

しかし、こういった求人広告を出すと、集まるのはどんな人たちでしょうか?

 

おそらく、「自分の都合で考えるタイプ」の人たちです。

そして、「給与で判断するタイプ」の人たちです。

言い方は悪いですが、だいたいこうなってしまいます。

あなたも実際にわかっているでしょう?

 

そしてそういった人たちが入社したあとに、いくらあなたが

「こういった理念を持っている」

「こういう考え方をしてほしい」

と熱心に伝えてもぶっちゃけ無駄なのです。

 

その人たちからすれば、「はぁ?じゃあ入る前に言えよ」となりますから。

 

しかし、実際、この人たちにはなんの責任もありません。

(人としてどうかとは思いますが、ちょっと置いておきましょう。)

責任があるのは、広告を使ってその人たちを集め、雇ったあなたなわけです。

 

そもそも、先ほどの広告からは、「利益を上げるため」という目的が全く見えてきません。

結果的に、利益ではなく、ストレスや業務量、お金といったあらゆるコストを生むだけの広告になってしまっています。

 

だからこそ、「求人広告」というのはとても大切なのです。

集客でいうところの、「見込み客獲得」に当たるわけです。

集客において、見込み客が自分の理想の顧客に近い存在であればあるほど、その後利益につなげるのが、早く、カンタンになるのは言うまでもなくわかりますよね。

そして、その時点で一人の見込み客を獲得し、そこから利益につなげるまでにどれだけのコストがかかるかわかれば、そのビジネスの全体の費用対効果がわかるようになるわけです。

 

おそらく、あなたはこの「集客」の話ならわかりやすいはずです。

何度もそういったことを試行錯誤しているはずですから。

でも、これは求人広告においても全く同じです。

1人の応募者を獲得するのにかかる費用、実際にそこから雇う人員数、その人たちが会社に利益を出すまでの期間、これらを計算する必要があるはずです。

 

しかし、利益を出す前に辞めてしまったりすることが頻発している。

それが大きな問題となっているわけです。

 

では、、どういう対処ができるのか。

と考えると、意外とカンタンです。

 

これも集客と同じですが、

90%以上の人が勘違いしていることがあります。

 

ほとんどの人の勘違い

集客=顧客をより多く集めること

という考え方。

あなたもこう思ってはいませんか?

 

しかし、これは間違いです。

世の中で成功を収めているビジネスモデルにおいては、

集客=顧客を切り捨てること

であるはずなのです。

 

どういうことかというと、ほとんどの人は、

より多くの人を集めるために「特定」の人に絞り込まず、「みんな」を集客しようとします。

しかし、十人十色という言葉があるように、人それぞれ価値観もバックグラウンドも収入も、趣味も違います。

 

そのときに「みんなに届くように広告を書く」と、どういうことが起きるか。

世の中で一番一定して、みんなが持ってる共通の価値観は、

「お金」です。

つまり、広告を書くときに、「お金」に焦点を当てて書いてしまうわけです。

 

カンタンに言えば、価格勝負に出てしまうわけです。

しかし、価格勝負に出たら、経営は苦しくなりますし、

他の店がそれよりも低価格で同じものを出して来たら終わりです。

 

だからこそ、一番最初の集客で、徹底的にターゲットを絞り込む。

その人だけに届く価値を提供する。

それが本来の「集客」の意味です。

 

そして、それと全く同じことが求人広告でも起きています。

カンタンに言えば、ここでも、価格勝負になっているのです。

「あ、向こうの会社のほうが給料いいや。」ということに簡単につながります。

 

 

しかも集客よりも悪いのは、結果が出るまでが長く、コストが莫大な額になるという点。

ぶっちゃけた話、集客よりも、求人のほうに力を入れたほうが会社は安定しやすいのです。

 

だからこそ、まずは、集客するとき、求人するとき、

「相手を絞り込む」ということが一番大切になってきます。

 

利益の上がりやすい求人広告の書き方

さて、ここからが実際の本題ですが、(笑)

「普通の求人広告ではダメなら、どうすればいいのか」という問題になりますよね。

 

ではこれからそのカンタンな書き方を教えます。

 

これはアメリカで実際にあった求人広告の例なのですが、

もともとその広告を書いた会社の方は、ふつうの一般的な求人広告を出していたそうです。

冒頭で出したようなやつです。

しかし、全く自分の会社の条件に合う人材が集まらなかったそうです。

 

ところが、新しい求人広告にしたとたん、一気に600人の募集がかかり、

そのうちの何人かは条件をすべて満たしているとても優秀な人材がいたそうです。

それが、下の求人広告。

 

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これを読んであなたはどう思った?

「ありえない」・・?

「お金のこと『応相談』しか書いてないし・・」・・?

「個人的すぎるだろ・・」・・?

 

でも実際の結果は600人の応募。

そのうちの数名は文章中で挙げたすべての条件を満たしていた。

 

とんでもないぶっ飛んだ求人広告ですが、結果を見れば、

一般的な広告と、このぶっ飛んだ広告、どちらが会社に利益をもたらすかは一目瞭然なわけです。

そもそも、広告でもなんでもそうですが、一般的な抽象的なことよりも、

超個人的で具体的なことのほうが人は食いつくのです。

 

そのため、「応相談」としか書かれていない給与を気にせず、その条件に合う人からの問い合わせが殺到したのです。

人は、「自分のことを言われている」と思った瞬間、それに反応せずにはいられなくなるのです。

その時点で、「価格勝負」からは抜け出せるのです。

 

そしてこの求人広告は、テンプレートとしても使える。

さっきの広告に対し、自分の会社のことを当てはめていくだけだ。

が、その前に下の作業をしておいたほうが簡単にできる。

 

【新しい人材、交代要員を必要とする理由(超個人的な理由を)】

1.

2.

3.

・・・

【担当業務(超具体的に)】

1.

2.

3.

・・・

【必要なスキル(相手がそのスキルを使っている超具体的なシチュエーションを)】

1.

2.

3.

・・・

【あなたがビジネスを行う地域、それ以外に求人広告を出せる地域】

1.

2.

3.

・・・・

 

これらをすべて書き出したら、あとは、さっきのテンプレートに当てはめるだけ。

 

そして、そのターゲットとしている層が一番目にしそうなメディアを使う。

フェイスブックとかでもいいわけです。

動画でもいいかもしれない。

タウンワークとか、ああいった求人広告よりも、自由度の高いものを使ったほうがやりやすいし、制限がかかりにくいし、多くの人にリーチできる。

 

そして、もう一つ重要なのが、「求人募集誌」を見ている人はどういう人なのか。

ということを考える必要がある。

つまりその人は今仕事をしていない。

仕事をしていないのは、なぜなのか?

前の会社はなぜ辞めたのか?

そこをもう少し考えておくべきです。

 

つまり、求人雑誌からは、そういう人が集まりやすいということです。

 

であれば、SNSや、新聞などのほうが、メディア媒体としては優れている。

 

求人広告も、集客も全く同じ。

目的は「利益」。

考え方は「みんなを集めるのではなく、条件に合わない人を切ること」。

この考え方ができないと、集客も、求人も安定はしない。

 

・・というお話でした。

まぁ、求人広告作るなら、さっきのテンプレート使ってみるといいですよ。

信じるならば、ですが。

 

おかもと

P.S.そういえば、昔めっちゃ面白い求人広告があったんですよ。

写真を使った雑なストーリー展開のしょうもない求人広告なんですが・・

1人優れた人を募集しようとして、何人集まったんだけっけな・・

何千単位で反応があったらしいが・・

PV自体は30万件あったらしい。

意味わからんでしょ。でも、実際に起こったことです。日本で。

あ、あったあった。貼っておきますね。LIGさんってゆーWebデザインとかの会社ですね。

LIG伝説のウェブデザイナー

 

ちなみに、リンク先から飛べる「後日談」ってのも見ることをおススメする。

「ふつうの求人を出すことにした」ってのがあるから。

話題を作っておいてから、普通の求人なら、めちゃめちゃありだと思う。とにかく、この求人広告は作り方がうまい。