from:おかもと 【起業家.Lab】

リーダーシップとはなにか?

この問いには様々な答えが存在する。

人をリードする、つまり、人を導く力のことなわけだけど、、

この力は結局どんなことができればいいのだろうか。

 

と考えると、僕の中では一つの答えに行きついている。

その答えは、シンプルに、

リーダーシップ=人と人との関わりの潤滑油

ということです。

 

三流、二流、一流のリーダーシップ

潤滑油とはなんぞや?

と思っているでしょう。

なので簡単に例を交えながら解説します。

 

リーダーというのは得てして、

「指示が的確に出せる」という能力が必須なのですが、、

そもそも、「指示の出し方」「人の動かし方」でリーダーシップの良し悪しがわかる。

 

例えば、あなたがどこかの会社の社長だとしよう。

部署の責任者でもいい。

あなたの部下に1人、優秀な営業マンがいて、その人のやり方をみなに教えていこうと思い、あなたはマニュアルを作ることを考えたとしよう。

つまり、あなたは「その人の仕事のマニュアル」が必要になりました。

 

ここからが問題の指示出しです。

 

【三流の場合】

優秀な部下に対して

「君の仕事のやり方をマニュアル化したいから、作って」

と言うやり方。

 

ぶっちゃけた話、これでマニュアルを作ってくれる部下はほとんどいません。

そんな人は最初から作ってるような超優秀な人です。

そしてそんな指示出しをする社長にはついていけないと思い、会社を辞めてしまいます。

 

もし、仮にそこから作ってくれる場合でも、、

その人からしたらただ仕事が増えただけの話なので、

不満に変わり、そのマニュアルは良いものではありませんし、使われもしません。

 

【二流の場合】

「君の仕事のやり方をマニュアル化したいから、ちょっと君と一緒に行動してもいい?全部パクッて僕が作るから。作ったら、他の人にやらせてね。」

と言って、その部下に同行し、自分で作っていくパターン。

 

おそらく良いものが作れるでしょう。

完璧なものが作れるでしょう。

でも、他の部下には浸透しません。

なぜなら、完璧すぎて難しそうだから。

 

そして、その優秀な部下も、自分が作ったわけではないので、浸透させようともしません。

結果的に作って終わりです。

そのマニュアルは他社には売れるかもしれませんが、、

 

【一流の場合】

「君のやり方をマニュアル化しようと思う。なので、僕も君に少しの間同行するね。僕が作るから。」

作った後、他の部下に対して、

「○○君のやり方をマニュアル化したんだけど、それで成果が出るかどうか試したいから、ちょっと試してみてもらえないかな?というか、僕と一緒にこれ使ってやってみよう」

 

これは高確率で浸透する。

なぜなら、社長や責任者が動きまくっているから。

部下は最初はいやいやで、しゃーなしだけど、やってみるとなんか成果が出てるのがわかり、次第に何も言わないでも浸透していくパターン。

 

三流、二流と違って、売り上げや利益に如実に成果が出るパターンです。

 

ただし、、、社長や責任者の仕事量も莫大に増える。

まぁ、利益が出るから、トントンぐらいですね。

 

ではここで終わりか、、?というとそうではない。

 

超一流のやりかた

実は一流の上がある。

これも実際にはカンタンな方法です。

 

優秀な部下に対して、

「君は成果がすごく上がっているな。どうやっているんだ?コツとかあるのかい?」

、、、、

「なるほどー。ふむ。聞いただけでは覚えられそうにないから、少しそれをまとめてもらえるかな?細かく書いてくれればいいよ。君がやってることをそのまま書いてくれれば。」

、、、

「実は君のやり方をマニュアル化して、他の社員さんにも浸透させようと思ってね。だって君うちのナンバー1の営業マンじゃないか。僕なんかよりも全然いい営業をしてるみたいだし。僕も教えてほしいんだよー。」

「だから、ちょっとまとめてもらえないかな?」

 

こういったことを言うと、ほとんどの人はソッコーマニュアルを作ってくれる。

しかも、社長が口にした「ナンバー1の営業マン」というステータスから、それに恥じないものを作ってくれる。

 

作ったあと、、

「よし、ありがとう。これを早速試してみたいな。でも僕が営業しても結局意味ないし、みんなが使えるようにしないといけないから、、」

「あ、○○君にこのマニュアルを渡して、彼に同行して、使わせてみてくれないかな?それで成果が出たら、君のやり方は全く間違ってなかったってことだしね。」

「それで利益が上がったら、会社は成長するし、社員の給料も上げられるしね。君はもちろんこのマニュアルを作った本人だから、間違いなく昇進だし、教える立場になることで社内での人望も厚くなるんじゃないか?悪くない話だろう?やってみない?」

 

こうすることで、その優秀な社員は本気でそのマニュアルの浸透に取り組んでくれるようになる。

このメリットは3つ。

 

1.他の社員が成長し、会社の利益が増える。

2.その優秀な社員がさらに成長する

3.自分はなにもする必要がない(ただ指示を出しただけ)

 

もちろん、定期的に、そのマニュアルを使っているかどうか確認することも必要だし、

たまには自分でそのマニュアルを使って営業するのも必要。

(社長が使ってないものは、社員は使わないという原則があるため)

 

以上が「リーダーシップ=潤滑油」とはどんなことかということです。

結局、どれだけ人をやる気にさせて、どれだけ質の高い行動をさせることができるか。

ここにポイントがある。

 

人間というのは、「他人の目」を常に意識する生き物です。

「指示を出される側の人」というのは他人と自分自身の間に立つ人間ということをまずは理解しないといけない。

その板挟みになっている人に動いてもらわなければならないので、その人が

「なにを言われたらやる気を出すのか」

「どう言われたら動くのか」

と言う部分を考えると、、

 

自然と超一流の例で出したようなことを言えるようになる。

リーダーシップとは潤滑油。

大切なのは

「自分がどう見られるか」ではなく、

「相手が他の人にどう見られるか」を考え、「それを良く見られるためにはどうするのか」を考えることです。

 

要は、リーダーシップとはその板挟みの人と、他の人の間の摩擦をなくすことができる能力のことですね。

それがリーダーの責任です。

 

おかもと

P.S.これはビジネスだけに限らず、プライベートでの頼み事なんかでも非常に有効な考え方です。